NEWs | 20220910



ミャンマーで拘束されたドキュメンタリー作家・久保田徹さんおよび同時に拘束されたミャンマー人の即時解放を求めます!

F/Actory立ち上げメンバーのドキュメンタリー作家・久保田徹が、7月30日ミャンマー最大都市ヤンゴンにて、治安当局により拘束されました。

彼は8年前から継続的に現地に通い、被取材者と丁寧に関係を築きながら普遍的なテーマを扱って来ました。

彼はカメラを持って、小さな声を拾い上げようとしていただけです。この一方的な拘束には、なんの正当性もありません。



【経緯】


昨年2月のクーデターで国軍が全権を握ったミャンマー。7月30日、その最大都市ヤンゴンでミャンマー民主派市民の反軍政デモが行われた中、取材していた久保田徹とミャンマー人2人と共に治安当局に拘束されました。

国軍のゾーミントゥン報道官は8月2日、共同通信の取材に拘束を認めました。その後、久保田は扇動罪や入国管理法違反で訴追され、収監され、解放の見通しは立っていません。

久保田は、学生時代よりロヒンギャ難民問題などのドキュメンタリーを制作し、国内においても森友問題で夫を亡くした赤木雅子さんや、コロナ禍に苦しむ人々、自由のために戦う在日外国人たちの声を伝えてきました。取材相手からの信頼も厚く、国内外から高く評価されてきた制作者です。

久保田は7月中旬から取材のためミャンマーを訪れ、今回の渡航目的は、長年撮影を続けてきたヒューマン・ドキュメンタリーの取材であり、政治的扇動などではありません。久保田は、これまで十数回のミャンマーへの渡航歴・取材経験があり、事前に綿密な計画を立て取材に向かいました。



【久保田徹 制作歴・プロフィール】


1996年神奈川県生まれ。慶應大法学部在学中の2014年よりロヒンギャ難民の取材を開始し、ドキュメンタリー制作を始める。以降、Al Jazeera English、NHK World、VICEなどの国際メディアにてディレクター、カメラを担当。社会の辺境に生きる人々、自由を奪われた人々に寄り添いながら静かにカメラを向け続ける。監督作は札幌国際短編映画祭ほか、国内外の映画祭にて出展多数。

久保田HP:torukubota.myportfolio.com

インタビュー記事:https://kuma-foundation.org/news/5742/



【コメント】


彼が何を撮ろうとしてたのか

ドキュメントってなにか、自由とはなにか

今何について考えるべきなのか

何を知るべきなのか

彼が考えようとしていた視点について向き合い、

共に考えてくれる人の声を募っています。



>Google Form

https://forms.gle/SYGM7AfLv2y84NjcA



【ご協力】


即時釈放をもとめて、電子署名活動と、情報発信を行っています。

https://www.change.org/p/ミャンマーで拘束されたドキュメンタリー制作者-久保田徹さんの即時解放を求めます-savetorukubota-savemyanmar-久保田徹の即時解放を求めます

※charge.orgの寄付制度は、サイト内で見られる回数が増える仕組みになっており、当事者への直接支援とは異なります。ご了承ください。



 



発信者:友人一同



筒 | tsu-tsu
幼児より修する日本舞踊から得た「筒(つつ)」という身体感覚を手がかりに、演技と都市空間を用いたプロジェクトを展開、その表現手段は映像、パフォーマンス、インスタレーションと多岐に渡る。渦中の人として存在し直すことで、与えられる物語との適切な距離を探る。神楽坂でアーティストランレジデンス「F/Actory」を主催(2018-現在)






© 2022 | Upload AIR_The Colossus 巨像